伊江島補助飛行場着陸帯から土器 米軍が試掘調査、改良工事遅れも


この記事を書いた人 田盛 良一

 【伊江】来春に予定している米軍伊江島補助飛行場内の強襲揚陸艦の甲板を模した着陸帯「LHDデッキ」改良工事に伴う米軍の試掘調査で、縄文時代のものと推測される最大約3センチの土器片数点と炉跡1基が発見されたことが19日、分かった。

 これまで村内の分布調査でも遺跡が見つかっていなかった場所で、今後本格的な調査を実施する可能性もあることから、着陸帯の工事に遅れが出ることが考えられる。
 試掘調査は米海兵隊環境保全部がことし10月に66地点で行い、伊江村の担当者も立ち会った。
 村の担当者によると、本格調査の予定などは来年1月までに固まる見通しだ。
 現在のところ工事入札は来年1月14日の予定だが、調査の状況次第では延期される可能性もある。
 工事後の計画では海兵隊ステルス戦闘機F35とMV22オスプレイの離着陸訓練が行われる。
 また、工事図面では2017年に空軍横田基地へ配備予定のCV22オスプレイも収容すると記載されている。
英文へ→Jomon Period earthenware dug up at Ie Jima Auxiliary Airfield