第56回自然科学観察コンクール(毎日新聞社など主催)の入賞者が22日、発表された。小学生の部で発想や視点のユニークな作品に贈られる秋山仁特別賞に、南城市立大里北小3年の新垣尚琉さん・渡邊昌剛さんが輝いた。
このほか県内から継続研究奨励賞に那覇市立天久小4年の岩瀬暖花さん、佳作に南城市立大里北小5年の宜保安珠さん・城間拓空さん、学校奨励賞に南城市立大里北小学校(比嘉葉子校長)が、指導奨励賞に同校の学習ボランティアの西銘宜正さんが選ばれた。
新垣さんと渡邊さんは、花がくるくる回って落ちる様子をきっかけに、紙皿の折り曲げ方の違いで落ち方が異なることを研究した。新垣さんは「おじいちゃんやお父さん、お母さんが励ましてくれたので賞を取れた。まだ実感できていない」と驚きをみせた。渡邊さんは「尚琉さんと協力して花を作ったのが良かった」と喜んだ。
岩瀬さんは2年前から化石に関する研究を続け、化石の密度や重さなどについて調べており「入賞したと聞き信じられなかった。実験が楽しかった」と声を弾ませた。
※注:宜保安珠さんの「宜」はワカンムリ