辺野古、警視庁機動隊再配備へ 海上は掘削作業再開


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座り込み現場で歌を歌い、団結を強める市民ら=5日午前8時45分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設計画をめぐり、年末年始に一時帰任していた警視庁の機動隊が6日にも、米軍キャンプ・シュワブゲート前の警備に当たるため再度沖縄入りすることが県警関係者の話で分かった。7日にもゲート前の警備に就くという。

 大浦湾の海上では5日、大型クレーン船1隻が沖合に移動し、掘削棒の周辺で作業員の姿が確認された。年末年始に中断していた海底掘削作業を再開したとみられる。ゲート前では、ことしから毎週水曜日だけでなく木曜日も抗議行動を強化することを確認した。
 5日は都内ナンバーの警視庁の車両3台が、昨年の宿泊先だった名護市のリゾートホテルに入った。一部は先発隊として既に沖縄入りし、大部分は6日に沖縄入りするとみられる。
 警視庁機動隊は、県警の応援要請を受けて昨年11月4日からシュワブゲート前の警備に当たった。年末年始は東京都内での警備のため、一時帰任していた。