琉球新報社、女子サッカー・ナビィータとスポンサー契約 なでしこリーグ参入支援


この記事を書いた人 田盛 良一

 琉球新報社は女子サッカーチームのヴィクサーレ沖縄FCナビィータとスポンサーおよびメディアパートナー契約を結び、9日、那覇市天久の琉球新報社で調印式を行った。女子国内トップリーグ・なでしこリーグ参入の目標実現へ、協力して取り組む。

契約調印したヴィクサーレスポーツクラブの加藤久理事長(右から2人目)、宮里尚副理事長(右)、琉球新報社の富田詢一社長(左から2人目)ら=9日、那覇市天久の琉球新報社

 契約期間はいずれも4月1日から2年間。ナビィータがスポンサー契約を結ぶのは、沖縄銀行とリウボウグループに次いで3社目で、メディアパートナーは初となる。最上位称号の「グランドスポンサー」としてユニホームにロゴを入れるほか、冠試合の開催やイベントへの選手参加などの権利を獲得した。メディアパートナーとしては、紙面上での紹介に加え、チーム公式行事や試合へのオフィシャルカメラマンの派遣や集客協力などが協定内容に挙げられた。
 調印式でチームを運営するヴィクサーレスポーツクラブの加藤久理事長は、これまでの歩みを振り返り「沖縄の女子サッカーを全国に向けてアピールできる日を迎え、感慨深いものがある」とあいさつ。競技人口が全国7番目の多さという沖縄の女子サッカー人気にも触れ「沖縄から五輪やワールドカップに出場する選手を育て、全力で県民の期待に応えたい」と意気込みを述べた。琉球新報社の富田詢一社長は「人材育成と地域に根差したクラブチームという両輪の理念に共鳴する。強力な縁結びができたことをうれしく思う」と、チームへの支援を誓った。
 ナビィータは10日に金武火力発電所雄飛の広場で選手のセレクションを行い、16、17日には九州女子リーグ入りの懸かる2部入れ替え戦に臨む。