LGBT権利擁護を ノルウェー大使館参事官、那覇市長と懇談


この記事を書いた人 金城 美智子
LGBTの権利擁護について城間幹子那覇市長(右)と意見交換する駐日ノルウェー大使館のスノーフリッド・B・エムテルード参事官(左)=12日午後、那覇市役所

 駐日ノルウェー大使館のスノーフリッド・エムテルード参事官は12日、那覇市役所に城間幹子市長を訪ね、同性愛や性同一性障害などの性的少数者(LGBT)に対する人権尊重の取り組みについて意見交換した。

 エムテルード氏は、婚姻法で性別を制限せず、LGBTの権利擁護のためのアクションプランも策定しているノルウェーの取り組みを紹介し「一部の運動にするのではなく、当局が率先して法を整備し、規則をつくって権利を守らないといけない」と強調。「非政府組織(NGO)と連携すれば、具体的な実践の助けになる」と話した。
 昨年、LGBTが生きやすい社会実現を目指す「性の多様性を尊重する都市・なは宣言(レインボーなは宣言)」を行った那覇市の城間市長は「次の一歩をどう踏み出すのかが大事だ。一歩ずつ進みたい」と話した。
【琉球新報電子版】