「政権の強硬姿勢感じる」 稲嶺市長、首相答弁を批判


この記事を書いた人 金城 美智子
安倍晋三首相の国会答弁について「強硬姿勢がうかがえる」と批判した稲嶺進名護市長=13日午前11時すぎ、名護市役所

 【名護】安倍晋三首相が国の安全保障問題は「一地域の選挙で決定するものではない」と発言したことについて、米軍普天間飛行場の移設先である名護市の稲嶺進市長は13日の会見で「国防が国の専管事項だからといって地方を無視して(移設を)やってもいいということにはならない。今の政権の強硬姿勢がうかがえる」と批判した。

 24日投開票の宜野湾市長選について稲嶺市長は、普天間飛行場の辺野古移設が大きな争点だとして「名護市の未来にも大きな方向性を示す」との見方を示した。その上で「県知事、宜野湾市長、名護市長の3者が(移設反対で)そろうことで辺野古移設を止める原動力になる」と、移設反対を訴える候補の当選に期待した。
 宜野湾市のディズニーリゾート誘致に菅義偉官房長官が支援を表明していることについて「選挙目当てに夢物語を出している」と批判した。
【琉球新報電子版】
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