金武中生、全国で快挙 ものづくり教育フェア2部門2位


この記事を書いた人 Avatar photo 金城 潤
(左から)上間月乃さん、仲間航大君、仲間功太君

 23、24日に東京都内で開催された第16回全国中学生創造ものづくり教育フェアで、金武中の生徒が2部門でそれぞれ全国2位に輝く快挙を手にした。「あなたへのメールコンテスト」部門で同中2年の上間月乃さんが2位相当の日本産業技術教育学会会長賞を受賞、「創造アイデアロボットコンテスト」部門で同中3年の仲間航大(こうだい)君と仲間功太(こうた)君のチーム「TEAM KIN B」が準優勝した。

 メールコンテストは、課題に対し15分以内に返信する内容を競う。今回は温暖化や自然災害への対応を問う課題だった。上間さんのメールは審査員から「グローバルな視点で物事を捉えている」と高評価を受けた。上間さんは「初の全国大会でこんな大きな賞をもらい光栄」と喜びを語った。
 ロボットコンテストは、障害物を乗り越えるなどして規定の距離を往復する速さを競う。金武中チームは、全国24チームの中で唯一、5本足ロボットで出場したことも高く評価され、全国中学校産業教育教材振興協会会長賞も受賞した。功太君は「優勝はできなかったけど、練習の成果やロボットの性能を十分に発揮することができて良かった」と話し、航大君は「準優勝できたのはチームみんなのおかげ」と感謝した。
 奇数足ロボットは偶数足よりも安定感を確保することが難しい一方、走行速度は速くなることから高度な技術が求められるという。