【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する市民らは29日午前、米軍キャンプ・シュワブの旧ゲート前にコンクリート製のブロック1千個余を積み上げ、工事車両の進入を封鎖している。機動隊による排除や工事車両の出入りは確認されていない。同日午前、約60人がシュワブの第2ゲート前に座り込み、集会を開いている。
沖縄平和運動センターの山城博治議長は「(大規模に結集する)水曜行動、木曜行動以外で完璧に工事を止めたのは初めてだ」と強調。旧ゲート前と第2ゲート前を連動させた阻止行動を継続する考えを示した。第2ゲート前にも一時、約130個のブロックを積み上げた。
シュワブ沖の海上では、ボーリング(掘削)調査用のスパット台船などで作業を実施している様子は確認されていない。辺野古移設に反対する市民らの海上抗議行動は、天候などの影響で行われていない。【琉球新報電子版】