コラソンが11、13日連戦 JHL再開


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約2カ月ぶりのリーグ戦へ最終調整に汗を流す琉球コラソンのメンバーたち=9日、浦添市民体育館

 日本ハンドボールリーグ(JHL)男子の琉球コラソン(3勝5敗=7位)は11、13日にホーム2連戦を行う。11日は午後2時から県立武道館で豊田合成(4勝6敗=6位)と、13日は午後2時から沖縄市体育館でトヨタ紡織九州(3勝6敗=8位)と対戦する。約2カ月ぶりとなるリーグ戦を連勝し、後半戦へ勢いをつけたい。

 コラソンはリーグ開幕から3連勝した後、5連敗と苦戦を強いられた。だが、リーグ中断期間にあった12月の日本選手権で2年連続の4強入りを果たし、復調の兆しをつかんだ。同選手権がデビュー戦となった大型サウスポーの趙顯章(チャオ・シャンチャン)の台頭や、けがから復帰し同選手権で活躍した村山裕次はリーグ戦でも鍵を握る存在となりそうだ。
 1月には県のスポーツツーリズム戦略推進事業を活用してドイツ遠征を行い、実戦を積んだ。現在、目立ったけが人もなく態勢は万全といえる。リーグは残り8試合。上位4チームが進むプレーオフへ、コラソンは現状では当落線上にある。11、13日に対戦する豊田合成、トヨタ紡織九州にはいずれも前半戦で勝利しており、「取りこぼし」のないようにしたい。
 2月は5試合をこなすハードスケジュール。東長濱秀吉監督は「(11、13日の)ホーム2連戦を勝つのは最低限。その上で上位チームに一つでも勝っておきたい。3―2―1の守備でリズムをつくる」と語る。得点力の爆発に期待の懸かる村山は「苦しい状況の時に流れを変える働きをしたい」と意気込んだ。(大城周子)