日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは21日、愛知県のウイングアリーナ刈谷で2位のトヨタ車体と対戦、29―34で敗れ、連勝は3で止まった。
通算成績は6勝6敗となり、順位は6位で変動なし。次戦は28日、佐賀県総合体育館で午後1時から首位の大崎電気と対戦する。
(観客900人)
▽男子
トヨタ車体(9勝1分け1敗)
34―29(18―13,16―16)
琉球コラソン(6勝6敗)
◆強敵相手に見せ場なし
琉球コラソンはこれという見せ場のないまま、トヨタ車体に屈した。「ちぐはぐだった。練習での約束事ができていない」と東長濱秀吉監督。ここまでの3連勝で勢いや手応えを感じていただけに、首をかしげた。
序盤から攻守が速く切り替わる展開で、ハイスコアの試合を予想させた。だが、トヨタ車体がポストプレーヤーを絡めて1対1や2対2をつくり出して得点を重ねるのに対し、コラソンはシュートミスが目立った。相手守備の厳しい当たりに、ポイントゲッターの趙顯章(チャオ・シャンチャン)も不発。守備の立て直しを期して臨んだ後半は、3点差まで詰め寄る粘りを見せたが、要所で退場者を出すなど最後まで流れに乗りきれなかった。
次週は首位の大崎電気と対戦する。12月の第1戦は6点差で敗戦を喫した相手だ。上位4チームが進むプレーオフを目指すコラソンは、もう後がない。主将の松信亮平は「戦えない相手ではない。どこを修正するのか、きちんと皆で確認して臨みたい」と切り替えを強調した。