「22年に返還可能」 米司令官発言で中谷防衛相


この記事を書いた人 金城 美智子

 【東京】中谷元・防衛相は25日の衆院予算委員会分科会で、米太平洋軍のハリス司令官が普天間飛行場の名護市辺野古への移設完了時期が当初より2年遅れ、2025年になるとの見方を示したことについて「順調に進めば埋め立て工事は5年以内に完成し、22年に普天間の返還が可能になる」との考えを示した。下地幹郎氏(おおさか維新)の質問に答えた。

 下地氏は、ハリス司令官の発言は「誤解を招く」として、政府として誤りを指摘すべきと主張した。
 中谷氏は日本政府として米政府に工事の終了時期変更を伝えていないことなどを挙げ、日米両政府が合意している嘉手納より南の米軍基地返還・統合計画を従来通り進める考えを強調した。ただハリス司令官の発言自体に対しては明言を避けた。
【琉球新報電子版】