爆破予告、那覇市職員ら約2千人が避難


この記事を書いた人 金城 美智子
那覇市役所の爆破予告を受け、避難する市職員ら=26日午後、那覇市泉崎

 市庁舎の爆破を予告されている那覇市は26日午後、予告時間の「午後3時34分」に合わせて那覇市泉崎の市役所本庁舎をはじめとする市関連施設を一時閉鎖した。本庁舎では午後2時半から市民らの入庁を規制した後、同3時までに業務を中断。職員ら約2千人が県議会棟周辺に避難した。

 小中学校を含む市関連施設も爆破予告への対応に追われた。市役所本庁舎に隣接する開南小は通常通り5校時まで授業を実施した後、児童らを下校させた。観光客などでにぎわう牧志第一公設市場は市と調整した上で閉鎖を行わず、ごみ箱の一時撤去や予告時間の巡回強化で対応した。
 市総務課によると、午前9時と午後1時に本庁舎各階を職員が点検したが、不審物は発見されなかった。そのほかごみ箱の一時封鎖などの対応を取った。訪れた市民に混乱はなく、避難開始まで通常通りの業務が行われた。
【琉球新報電子版】