北部の特産、船で直送 県外へ定期化目指す 本部港


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 【本部】北部の特産品を出荷することを目的にマルエーフェリーの貨客船琉球エキスプレス(6266トン)が8日、本部港に初寄港した。

 船には北部で生産されたモズクなどの水産物や、農産物約40トンの貨物が積み込まれ、大阪港と神戸港に向けて出港した。
 寄港は本部町の「北部連携物流拠点機能強化事業」の一環。17年度からの定期航路化を目指す。那覇港から東京航路、阪神航路の途中で本部港に寄港するルートで、阪神航路は継続的に月2便、本部港へ寄港する。東京航路は1月10日から毎週日曜日に寄港している。
 町の担当者は「3月までに、花卉、シークヮーサー、水産物などの北部産品の出荷や輸送を促進する。集荷貨物をさらに拡大させることで、航路の安定的な運航につなげたい」と話した。