辺野古断念へ連帯 全国基地ネットが総会


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ガンバロー三唱で辺野古新基地建設阻止や安保関連法案の廃止に向けて気勢を上げる全国基地問題ネットワーク第17回総会の参加者ら=23日午後、那覇市の教育福祉会館

 全国各地の平和運動センターなど26団体で構成する全国基地問題ネットワークの第17回総会が23日、那覇市の教育福祉会館であった。加盟団体の代表ら約100人が参加し、米軍普天間飛行場の閉鎖と名護市辺野古の新基地建設の阻止、米空軍横田基地への垂直離着陸輸送機CV22オスプレイの配備阻止、3月に施行される安全保障法制の廃止などを盛り込んだ2015年度活動方針を確認した。

 主催者あいさつで沖縄平和運動センターの山城博治議長は「辺野古の阻止運動でゲート前にブロックを積み上げたら、全国からブロックが届いた。運動に支援の輪が広がっている」と強調した。その上で「辺野古の埋め立て土砂には8割が県外産を使用する予定だ。本土でも土砂搬出の阻止運動に取り組んでほしい」と協力を求めた。
 連帯あいさつで「フォーラム平和・人権・環境」の勝島一博副事務局長は「新基地建設を阻止し、安保法案を廃止する流れをつくっていきたい」と話した。