日本ハンドボールリーグ(JHL)6位の琉球コラソンは28日、佐賀県総合体育館で1位の大崎電気と対戦、23―32で敗れ、21日のトヨタ車体戦に続いて2連敗した。通算成績は6勝7敗で、順位は6位のまま。次戦は3月5日、宮城県のフラップ大郷21で大同特殊鋼と対戦する。
▽男子
大崎電気(12勝1分け1敗)
32―23(14―14,18―9)
琉球コラソン(6勝7敗)
◆後半に失速 守り崩せず/コラソンPOへ正念場
後半、コラソンは失速した。大崎電気の固いガードを崩せず、なかなかシュートが打てない。リズムをつかめず、焦りからか、退場者を出し、さらに窮地に陥った。パスミスも相次ぎ、大崎の緩急を付けた攻撃に翻弄(ほんろう)されたまま試合終了のブザーが鳴った。東長濱秀吉監督は「リズムをつくるつもりが、退場者を出し逆に大崎にリズムを与えてしまった」。
前半はコラソンの粘りが会場を沸かせた。序盤こそ大崎のペースだったがGKの内田武志、石田孝一が好セーブすると、棚原良、趙顯章(チャオ・シャンチャン)を軸にパスを回し、ゴールネットを揺らした。22分過ぎに逆転に成功、14―14で後半につないだ。しかし、リーグ首位を走る大崎は組織力、個人技を発揮し、後半は9分すぎまで、コラソンに得点を許さなかった。
残り3試合、上位4チームによるプレーオフ進出へ正念場を迎える。東長濱監督は「来週のためにけが人は休ませた。あと3つ取るつもりでいく」と語った。