日本高校野球連盟は22日、沖縄尚学の東恩納蒼投手がプロ志望届を出したと発表した。東恩納は172センチ、右投げ左打ち。最速147キロの直球や切れのあるスライダーを投げるエースとして県大会や甲子園、U18ワールドカップ(W杯)で活躍した。
県夏季大会から全国選手権大会3回戦まで連続無失点記録を47回3分の1まで伸ばし、沖尚の9年ぶりとなる夏の甲子園8強入りに貢献した。
U18W杯でも3試合に登板し、11回を無失点で抑えるなど好調さを維持。2次リーグのプエルトリコ戦では5回参考記録ながら完全試合を成し遂げる圧巻の投球を披露した。大会ベストナインにも選出され、逸材が集まる日本代表の中でも存在感を発揮した。
全国選手権大会準々決勝で慶応(神奈川)に敗れた直後は大学に進学する意向を示していたが、一転し志望届を出した。
(砂川博範)