名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを国土交通相が執行停止した件で、県の不服申し出を国地方係争処理委員会が却下したため、県が国交相を訴えた訴訟(係争委不服訴訟)の第2回口頭弁論が29日午後、福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎裁判長)であり、結審した。多見谷裁判長は判決期日を3月17日に指定したが、双方に和解も勧告した。
同訴訟で県は執行停止決定の取り消しを求めている。弁論で県側は、国による埋め立て申請は「私人の成り済まし」であり、行政不服審査法による承認取り消しの執行停止は違法だと主張した。
【琉球新報電子版】