名桜大と美ら島財団が連携協定 共同調査・研究充実へ


この記事を書いた人 金城 美智子
協定を結んだ名桜大の山里勝己学長(左)と沖縄美ら島財団の花城良廣理事長=29日、名護市の同大

 【名護】名桜大学(山里勝己学長)と沖縄美ら島財団(花城良廣理事長)は29日、互いが持つ資源を効果的に活用し地域社会の発展に生かそうと包括連携協力に関する協定を結んだ。同日、名護市の同大で締結式があり、山里学長と花城理事長が協定書に署名した。共同調査・研究をはじめ、大学での財団職員による講座開設、財団施設での国際通訳ボランティアとしての学生の活用、財団が運営する「美ら島自然学校」を使った「協働教育プログラム」の実施など、観光や教育など幅広い分野での交流に期待を示した。

 沖縄美ら島財団と名桜大はこれまでも、シンポジウムや学生インターシップ受け入れなどで協力してきた。より迅速に連携することを目的に今回、協定書を締結した。
 同財団の同様の協定は沖縄科学技術大学院大学(OIST)、琉球大、県立芸術大に続いて県内4校目となった。【琉球新報電子版】