うるま市に本社を構える株式会社グッドワン(石川真吾代表取締役社長)は釣り好きな社員が多い会社で、休日は社員で釣りを楽しむことも多い。そんな社員の福利厚生のために24フィートのボートを購入した。
9月23日、午前9時に宜野湾マリーナで進水式を終えると、社長の石川さん、船長で社員の辺土名陽規さん、社員の崎浜勝さん、知念正博さんの4人は早速グルクン釣りに出かけた。慶良間の黒島近海のポイントで午前10時30分から釣り開始。サビキ仕掛けを落とすと、グルクンの仲間でも大型になるアカジューグルクンが入れ食い状態。
午後1時、それまで入れ食いだったグルクンがポツポツとしか食わなくなった。ベテランの崎浜さんはグルクンの食い方から大物の気配を感じたので、石川社長が釣ったグルクンを餌に大物仕掛けを流してみると、すぐに大物がヒット。竿(さお)が大きく曲がり、リールのクリック音を出しながらラインを30メートルほど出されたところで最初の走りが止まった。その後は右に左に走り回って抵抗する大物。腰を落とし必死に竿を支え、リールを巻く崎浜さん。ラインを出されては巻いて繰り返し、15分ほどで船べりに寄せたのは131センチ・34.45キロのロウニンアジで、最高の船出となった。
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)