国の是正指示、知事「大変残念だ」 協議前の強硬姿勢批判


この記事を書いた人 志良堂 仁

 辺野古代執行訴訟で4日に和解で合意した政府が週明けの7日、翁長雄志知事に埋め立て承認取り消し処分の是正指示を出したことを受け、翁長知事は「(安倍晋三首相は)誠意を持って沖縄県と協議をしたいと言った。いい方向に結論を出そうという中で、入り口でこういった形でやるのは大変残念だ」と述べた。7日夕、県庁で記者団に答えた。

 さらに「和解に応じる時も(安倍首相は)『辺野古が唯一だ』と話をしていた。これから協議をする前に辺野古が唯一だというのはどういう了見だと思った」と述べ、政府の強硬姿勢を批判した。
 今後、国の是正指示に応じるかについては「中身などがまだ届いていないので何とも言えない」と述べるにとどめた。