特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」第6日は12日、鹿児島県内各地で行われた。ボクシングの成年男子ライト級の與座ディシャーンジュニア(県連盟)、成年女子フライ級の岸本有彩(ありさ)(東洋大)、少年男子ライトウエルター級の川端響也(名護商工高)はいずれも決勝で敗れ、それぞれ2位だった。
拳を受けても前進し、持ち味の強打で猛撃する。少年男子ライトウエルター級の川端響也(名護商工高)は「もらっても倍で返す」とインファイトスタイルを貫き続けた。一歩届かず王座を譲ったが「出し切った」と汗をぬぐった。
オーソドックスでインファイターの川端に対し、相手はサウスポーでアウトボクサー。決勝カードは正反対の2人だった。相手は172センチの川端より10センチ近く大きい。リーチを生かした右フックや右ジャブ、左ストレートで遠ざけるが、川端は果敢に懐に飛び込んだ。
最終回では相手の右フックをかわし、武器のボディーブローを放った。ジャブやストレートを顔面に受けても、攻撃をやめることはなかった。
北海道総体は準決勝で敗れ、国体優勝を目指し鍛錬を重ねてきた。準優勝となったが「やっててよかった」と高校生活を振り返った。
(名波一樹)
<ボクシング>
(阿久根市総合体育館)
▽成年男子ライト級決勝
大園丈太郎(鹿児島・東洋大) 判定 與座ディシャーン・ジュニア(沖縄県連盟)
▽成年女子フライ級決勝
篠原光(東京・青学大) 判定 岸本有彩(東洋大)
▽少年男子ライトウエルター級決勝
吉住将丈(宮崎・日章学園高) 判定 川端響也(名護商工高)
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