7月17日にLGBTのイベント開催へ ピンクドット沖縄


社会
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7月のイベント開催に向け協力を呼び掛ける砂川秀樹共同代表(中央)=12日、那覇市のほしぞら公民館

 性的マイノリティーのLGBTが生きやすい社会の実現を目指すイベント「ピンクドット沖縄」の共同代表を務める砂川秀樹さんらが12日、那覇市のほしぞら公民館で会見し、7月17日に市牧志のテンブス館前広場で「ピンクドット沖縄2016」(同実行委員会主催)を開催することを発表した。16日は前夜祭も開催する。一般から資金を募るクラウドファンディングを実施し、成立した場合は2014年大会の「里帰り結婚式」の際にブーケを受け取ったカップルの結婚式を挙げる。

 ホテルパームロイヤルナハの総支配人を務める高倉直久さんがピングドット沖縄大使を務めることも発表された。高倉さんは「LGBTに対する認知度はまだ低い。経済界での啓蒙活動などを積極的に行っていきたい」と抱負を語った。
 共催する那覇市は昨年7月のイベントで、全国2番目となる「性の多様性を尊重する都市・なは宣言(レインボーなは宣言)」を行った。ことしは7月のイベントに合わせ、同性カップルを結婚に相当する関係と認める「パートナーシップ証明書」の実施について公表する予定。
 宮城由香共同代表は「認知度を高めるため、こういうイベントは継続していくことが大事だ」と述べた。
 ピンクドット沖縄は運営費などのためスポンサーや寄付を募っている。問い合わせはピンクドット沖縄のメールアドレスgradi@me.comまで
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