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飛躍期し3季目へ 女子ハンド・テラスホテルズ 21日開幕、日本Lへ気合


飛躍期し3季目へ 女子ハンド・テラスホテルズ 21日開幕、日本Lへ気合 練習で鋭いシュートを放つザ・テラスホテルズの上地涼奈(中央)=18日、浦添市のANAアリーナ浦添(ジャン松元撮影)
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 ハンドボール女子の第48回日本リーグ(2023―24シーズン)が21日、開幕する。名護市を拠点とするザ・テラスホテルズは同日午後1時半から、熊本県の山鹿市総合体育館でオムロンと第1戦を戦う。試合を控える選手らは18日、ANAアリーナ浦添で3時間の練習を実施し、白星発進へ向け汗を流した。

 東長濱秀作監督の下、チームはリーグ参入3季目のスタートを切る。昨季の通算成績は5勝15敗で総合8位だった。初年の1勝17敗から勝ち星を四つ増やし、順位は最下位の10位から二つ上げた。今季はそれ以上の成績を目指し、序盤から良い流れをつかみたい考えだ。

練習でシュートを放つ新加入の當山桃加(ジャン松元撮影)

 ただ昨季で引退した選手が10人、今季新加入が7人おり、チームの立て直しが急務となっている。東長濱監督は「昨季はオフェンスでミスをして崩れるシーンが結構あった」とした上で、「得意のセットディフェンスに持ち込んで失点を抑えながらどう戦っていくかが大事だ」と強調した。

 高身長の選手が少ない分、これまで以上に選手間の連係強化が求められる。18日の練習では実戦形式でパスワークからどうシュートまで持っていくかなど、セットプレーを意識したメニューを主にこなした。

 主力でポイントゲッターの上地涼奈は「メンバーが半分くらい変わって若返った。毎試合1点を争う展開になると思うので、1点差の接戦を勝ち切れるチームにしていきたい」と力を込めた。

 東長濱監督は今季の目標として「2シーズンを戦ってきて経験値は上がっている。少なくとも去年の成績は超えたい」と意欲を高めた。

 (砂川博範)