米兵犯罪根絶の具体策要求 外務省に共産党県委


この記事を書いた人 金城 美智子
水上正史沖縄担当大使(右端)に申し入れ書を手渡す共産党県委メンバー=16日午前、那覇市の外務省沖縄事務所

 那覇市内で13日に発生した米兵による女性暴行事件を受け、共産党県委(赤嶺政賢委員長)は16日午前、那覇市の外務省沖縄事務所に水上正史沖縄担当大使を訪ね、米兵犯罪を根絶するための具体的な対策や基地外での飲酒禁止措置を講じるよう申し入れた。水上大使は「そうした声を踏まえて、具体的な方策を検討するよう米側に伝えたい」と答えた。

 申し入れたメンバーは「日米両政府が沖縄に基地を置いている。現地の責任者として、県民に対して謝罪すべきではないか」と求めた。水上大使は「こうした形で沖縄県に対して迷惑を掛けていることについては謝罪申し上げる」とした上で「私の仕事はアメリカ政府に対しての日本政府代表であって、沖縄に対しての政府代表ではない」と、政府を代表して謝罪する立場にはないと強調した。
【琉球新報電子版】