プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは22日、神奈川県の横浜国際プールで横浜ビー・コルセアーズと今季第6戦を戦い、88―70で勝利した。
キングスは第1クオーター(Q)に松脇圭志、今村佳太、小野寺祥太、牧隼利の3点弾が決まり27点を挙げた。守備の強度も高く、横浜BCの得点を抑えて47―36で折り返す。後半もキングスの守備の強度は落ちず、アレックス・カークやアレン・ダーラムがインサイドでシュートを決めた。横浜BCに追い上げられる場面もあったが、逃げ切って惨敗した前日の雪辱を果たした。
キングスは25日午後7時から、沖縄アリーナに川崎ブレイブサンダースを迎えてホーム開幕戦を行う。
21日の試合で惨敗して今季初黒星を喫したキングス。22日の試合はチームの得点源のヴィック・ローや田代直希をコンディション不良で欠く厳しい状況だったが、攻守で修正して快勝につなげた。
攻撃では「ボールを動かすことを意識した」(桶谷大HC)というように、選手とボールが動き、アシストは21まで伸びた。インサイドではアレン・ダーラムやアレックス・カークが得点を決めた。インサイドに相手守備が寄ると今村佳太や松脇圭志らが3点弾を決めるなど、内外から効率よく得点を取った。シュートで攻撃が終わることで速攻による失点も減らせた。
第1クオーターから守備の強度も高めた。タフショットを打たせたり、24秒バイオレーションを何度も誘発したりして、攻撃の機会を奪った。ターンオーバー(TO)はこの日も13と多かったが、守備の戻りが速く、TOからの失点を21日の24点から10点に抑えた。
今季初めて先発出場して、チーム最多の21得点と活躍した今村は「自分たちがチームとしてやるべきことに、立ち返ることができた」と黒星をチームの成長につなげた様子だ。「ホームからいい流れをつくりたい」と25日のレギュラーシーズンのホーム開幕戦で勝利し、連勝を伸ばすつもりだ。
(屋嘉部長将)
キングス 5勝1敗
88―70(27―15,20―21,20―14,21―20)
横浜BC 3勝3敗
良い攻撃ができた
桶谷大HC(キングス)の話 昨日(21日)の試合から改善し、良い攻撃ができた。改めて攻撃の終わり方の重要さを実感した2日間だった。今日(22日)はボールを動かすことを意識して戦い、チームとしてしっかりとステップアップできた試合だった。