【与那原】芝居を通してしまくとぅば継承に取り組む与那原町しまくとぅばボランティアの会「劇団よなばるおばあQ」に、このほど県知事から功労賞が贈られた。
2007年の立ち上げを機に、オリジナル作品の絵本・紙芝居の読み聞かせや、しまくとぅばの脚本による寸劇を実演してきた。町内小学校クラブでもしまくとぅばを指導し、沖縄のわらべ歌を通して平和の尊さを語り伝えてきた。
前身は与那原町文化協会児童文化部で、知念節子さんを中心に「劇団よなばるおばあQ」を発足。会長は知念さんから屋比久澄子さんに引き継がれた。「よなばるひじき娘」を紙芝居にした読み聞かせ、「与那原軽便鉄道」のしまくとぅば寸劇、わらべ歌の実演を進めてきた。
地道な活動と功績が認められ、嘉手納町文化センターで開催された「しまくとぅば県民大会」で県知事から団体功労賞が贈呈された。受賞を受け、屋比久会長、上原利恵子さんら会員と与那原町文化協会の根川清義会長は9月19日、町役場を訪れ照屋勉町長に報告し「町にとって誉れ」と称賛され喜び合った。
(知花幸栄通信員)