「将来はプロ棋士」 県内最年少で将棋三段に 辺土名君(城北小)と兼城君(与儀小)


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県内最年少で三段の認定を受けた兼城昌瑛君(左)と辺土名朝陽君=20日、沖縄市中央公民館

 【沖縄】県内アマ将棋で、城北小学校2年の辺土名朝陽君(8)と与儀小学校1年の兼城昌瑛君(7)が20日、最年少記録を塗り替えて三段に昇段した。日本将棋連盟県支部連合会によると、小学校低学年での三段昇段は全国でも珍しい。2人とも「将来はプロ棋士になりたい」と目を輝かせた。

 この日、沖縄市で開かれた第39期西日本久留米王位戦県予選大会のA級(初段、二段)決勝が大会史上最年少対決となり、辺土名君が優勝、兼城君が準優勝に輝いた。
 辺土名君は「緊張してミスもあった。それでも勝てたのでうれしかった」と胸を張った。「今後は(三段以上の)S級でも優勝して県外大会に出たい」と意気込んだ。
 兼城君は「優勝したかった。決勝で負けて悔しかった」と話す一方、「三段はうれしい」とはにかんだ。
 県内からプロ棋士が誕生した例はない。日本将棋連盟公認将棋指導員の新垣学さんは「県内の若い世代にいい人材がそろっている。今後、S級で鍛えられればプロも目指せる」と期待した。