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テラスホテルズ、ホーム初戦飾れず「後半ばてた」 格上相手に手応えも JHL【5日の試合】


テラスホテルズ、ホーム初戦飾れず「後半ばてた」 格上相手に手応えも JHL【5日の試合】 ザ・テラスホテルズ―アランマーレ 前半、シュートを決めるテラスの當山桃加(中央)=5日、名護市の21世紀の森体育館(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 砂川 博範

 日本ハンドボールリーグ(JHL)女子のザ・テラスホテルズは5日、名護市の21世紀の森体育館でプレステージ・インターナショナルアランマーレとホーム初戦となる今季第3戦を行い、20―28で敗れた。通算成績は1勝2敗で順位は9位。當山桃加や杉本七海ら今季加入の選手や上地涼奈の攻撃的なプレーで、前半は10―12と食らいついた。後半は相手守備の圧力が高まったことで攻めあぐね、運動量の低下から逆速攻を狙われるなどして、ホーム初戦を白星で飾れなかった。次戦は12日午後0時半から、ANAアリーナ浦添で飛騨高山ブラックブルズ岐阜と対戦する。

 後半に運動量が落ちて粘り負けたが、格上相手に確かな手応えをつかんだ。ザ・テラスホテルズは序盤から、ルーキー當山桃加が瞬発力と突破力を遺憾なく発揮した。持ち味のカットインとフェイントを織り交ぜ、チーム初得点から連続3点を奪うなど好調な滑り出しを見せた。

 上地涼奈が素早いフットワークで相手守備をかく乱すると、生まれたスペースに當山が物おじせず切り込んでいった。小学生の頃から中学2年まで野球の投手を務めていたといい、直球のような伸びのあるシュートで昨季3位のアランマーレを脅かし続けた。新加入選手もゴールへの執着を見せ、前半を10―12で折り返した。

 「広くできた間を狙うハンドボールで相手を崩せていた」(當山)と、この勢いで後半も戦いたかったが、相手も意地を見せる。ボールを持った選手を数人がかりで守るようになり、簡単に中へ入れなくなった。

 テラスの選手の体力も削られ、逆速攻を食らうなどして点差を離された。東長濱秀作監督も「後半でばてて少し運動量がなくなったのが残念だ」と悔しがる。

 12日のホーム戦が年内で最後の試合となる。當山は「来年に臨めるよう勝ちきりたい」と気持ちを新たにした。

(砂川博範)


アランマーレ(5)
28―20(12―10,16―10)
ザ・テラスホテルズ(2)

運動量なくなる

 東長濱秀作監督(ザ・テラスホテルズ)の話 前半は何とか粘って2点差で折り返した。後半の立ち上がりがもっとうまくいっていたら、という思いがある。後半ばてて少し運動量がなくなり、ボールが前ではなく横に動いていた。それがもったいなかった。