卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは5日、石川県のいしかわ総合スポーツセンターで金沢ポートと対戦し、3―2で勝利した。8勝3敗で勝ち点26とし、暫定首位に浮上した。
第1マッチダブルスの徐晨皓(ジョ・シンコウ)・濱田一輝が2―1でチョ・スンミン・五十嵐史弥に勝利したが、第2マッチシングルスの吉村真晴はリャオ・チェンティンに2―3、第3マッチシングルスの徐も2―3で松平健太に競り負けた。第4マッチシングルスは有延大夢がチョに3―1で勝利した。
2―2で並び、1ゲームで勝者を決めるビクトリーマッチへもつれ、有延が11―5で松平を下して勝利を呼び込んだ。
次戦は11日、神奈川県の大和スポーツセンターで木下マイスター東京と戦う。
アスティーダが有延大夢の活躍で金沢との接戦をものにし、暫定で首位に浮上した。
ダブルスで先勝したが、チームの柱となる吉村真晴、今季加入した中国の徐晨皓(ジョ・シンコウ)がいずれも最終ゲームまでもつれた末に惜敗。続く有延がチョ・スンミンを破り、ビクトリーマッチでは松平健太を退けて勝利を呼び込んだ。
有延は2018年のTリーグ発足時から所属し、縁の下でチームを支える存在だ。ビクトリーマッチでは、相手の逆を突くフォアの強打と柔らかいレシーブを織り交ぜつつ、緩急をつけて勝利した。
ただ金沢はこの日、同じ会場で2連戦と過酷な日程をこなし、有延が第4マッチシングルスで対戦したチョ・スンミンは4試合目で疲労の色も垣間見えた。
今季は静岡、金沢がリーグに加わり、優勝争いもより激しくなることが予想される。有延は「後半戦がスタートし、2連覇に向けて頑張っていく」と気合を込めた。
(大城三太)
▽男子
琉球(26) 3―2 金沢(12)
静岡(17) 3―1 金沢
▽女子
京都(4) 3―2 九州(3)