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山本、混戦制し初優勝 国内最大級の自転車競技「ツール・ド・おきなわ」 沖縄県勢の比嘉は24位


山本、混戦制し初優勝 国内最大級の自転車競技「ツール・ド・おきなわ」 沖縄県勢の比嘉は24位 最終盤で追い抜きトップでゴールする山本大喜(チーム右京)=12日、名護市屋内運動場前
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 【北部】国内最大級の自転車競技の祭典「ツール・ド・おきなわ2023」のレース部門は12日、名護市屋内運動場などを拠点に本島北部地域で開かれ、男子チャンピオンロードレース200キロは山本大喜(チーム右京)が5時間14分42秒で初優勝した。県勢は比嘉祐貴(沖縄選抜)が5時間15分58秒で24位だった。女子国際ロードレース100キロは韓国のナ・アルム(ハイ・アンビション)が2時間58分11秒で頂点に立った。

 男子チャンピオンレースは終盤までトップ争いに15人超が入れ替わり、混戦の展開。山を下る残り5キロ地点で2人が抜け出し、風間翔眞(シマノレーシングチーム)が先頭に立ったが、2番手の山本が市街地に入る残り2キロから冷静に追い上げ、ラスト100メートルで一気に追い越しフィニッシュした。

 山本はツール・ド・おきなわ出場が4回目。荒天の方が得意だといい、始めから雨が降るレースも「最後の下りで滑る限界まで攻め、平たんになるところで追いつけるという自信があった。(後半に入る)100キロ当たりからチーム5人誰もが勝てるという自信が持てた。チームに支えられた勝利だ」と、シーズン最後となる本大会での優勝に笑顔を見せた。

 大会は北部広域市町村圏事務組合などが主催。沿道ではファンや地域住民らが声援を送った。

 (増田健太、武井悠)


▽男子チャンピオンロードレース200キロ (1)山本大喜(チーム右京)5時間14分42秒(2)風間翔眞(シマノレーシングチーム)5時間14分43秒(3)ベル・ヴァン・バス(WPGA)5時間14分47秒(4)マンセボ・フランシスコ(マトリックスパワータグ)5時間14分57秒(5)草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)5時間14分57秒(6)岡本隼(同)5時間14分57秒(7)ボレッシュ・ジュリアン(サリス・ルーヴィ・ザウアーラント・チーム)5時間14分7秒(8)吉岡直哉(さいたま那須サンブレイブ)5時間14分57秒(9)中井唯晶(シマノレーシングチーム)5時間14分57秒(10)トマ・ルバ(キナンレーシングチーム)5時間14分57秒(11)谷順成(宇都宮ブリッツェン)5時間14分57秒(12)石原悠希(シマノレーシングチーム)5時間14分57秒(13)トリビオ・ホセビセンテ(マトリックスパワータグ)5時間14分57秒(14)レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)5時間14分57秒(15)ネイサン・アール(チーム右京)5時間14分57秒(16)ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)5時間14分57秒(17)小林海(マトリックスパワータグ)5時間14分57秒

▽女子国際レース100キロ (1)ナ・アレム(韓国)2時間58分11秒(2)金子広美(三重)2時間58分12秒(3)木下友梨菜(神奈川)2時間58分12秒(4)手塚悦子(東京)2時間58分12秒(5)川口うらら(神奈川)2時間58分47秒(6)石井よしこ(神奈川)2時間59分09秒(7)嶋野真美(京都)2時間59分47秒(8)渡部春雅(神奈川)3時間6分59秒(9)古谷桜子(千葉)3時間7分47秒(10)仲村陽子(浦添市)3時間7分48秒