経済交流で意見交換 翁長知事、中国経産相と面談


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 【北京=滝本匠】日本国際貿易促進協会(会長・河野洋平元衆院議長)の一員として訪中している翁長雄志知事は11日午後、日本の経済産業大臣に当たる商務省の高虎城商務相と面談した。一行は日中の経済状況や交流などについて意見を交わした。

 同行者によると、高商務相は「訪中団を歓迎する。沖縄からも翁長知事が2回目の訪問をされたことも歓迎する」と述べた。日中双方から今後の経済交流の促進に期待の声が上がったという。翁長知事の発言はなかった。
 12日は国家要人と面談する。関係者によると、商務担当副首相の汪洋(おうよう)氏と面談する方向で調整している。汪氏は、2013年に協会の訪中団に同行した高良倉吉副知事(当時)が面談している。
 11日は高商務相の面談に先立ち翁長知事は北京市内のホテルで、20年度までの新たな中国の中期経済目標の第13次5カ年計画などについてのセミナー(協会主催)に参加した。
 協会の訪中団は、日本の大手企業の代表ら60人余で構成する。沖縄側からは翁長知事のほか屋比久盛敏商工労働部長らも同行している。