少年に暴走行為させた疑い、23歳男を逮捕 「先輩に言われ断れなかった」16歳少年は無免許で改造バイク運転 宜野湾署


少年に暴走行為させた疑い、23歳男を逮捕 「先輩に言われ断れなかった」16歳少年は無免許で改造バイク運転 宜野湾署 パトカー(資料写真)
この記事を書いた人 琉球新報社

 宜野湾署は23日、宜野湾市の国道58号などで知人の塗装工の少年(16)に自身の改造バイクを貸して無免許運転するよう仕向け、同少年や中学生ら3少年に暴走行為を促したとして、道交法違反(無免許運転)教唆と県青少年保護育成条例違反(非行助長行為の禁止)の容疑で、住所不定自称無職の男(23)を逮捕した。

 宜野湾署によると、容疑者は「(逮捕事実は)間違っている。暴走行為を命令したことはない」などと容疑を否認している。塗装工の少年は「年上の先輩に言われて断れなかった」などと話しているという。

塗装工の少年が乗っていた容疑者の改造バイク=25日、宜野湾市大山の宜野湾署

 宜野湾署によると、容疑者は今年8月24日未明、バイクで暴走行為をするよう少年らに電話で連絡し、少年らを集めたという。少年は別のバイク十数台と一緒になって一般車両の通行を妨害し、交差点内で旋回するなど暴走行為をしたという。少年は道交法違反(無免許運転)容疑で摘発された。容疑者と中学生ら2少年は暴走行為に参加していないという。

 容疑者と少年らは暴走の現場などで知り合った遊び仲間で、これまでに複数回にわたり暴走行為していたとみられる。

 逮捕容疑は8月24日未明、少年に無免許運転するよう仕向けた上、少年らが18歳未満であることを知りながら、暴走行為をするよう促した疑い。