辺野古の代執行への見解答えず 木原防衛相、今年の漢字「転」と表明 


辺野古の代執行への見解答えず 木原防衛相、今年の漢字「転」と表明  今年を表す漢字を「転」と説明する木原稔防衛相=26日午前、防衛省
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 【東京】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡って斉藤鉄夫国土交通相が28日に代執行に踏み切ることについて、木原稔防衛相は26日の閣議後会見で見解を問われ「防衛省として直接的に答えるのは(代執行の)日付まで控えなければならない」と述べた。その上で「地元に丁寧な説明をしながら、大浦湾側の工事に向けた準備を進めていかなければいけない」と語った。


 一方、2023年を表す漢字に「転」を挙げた。「防衛装備移転三原則」と運用指針を改定して輸出ルールを緩和したことに言及し「与党国会議員としても閣僚になってからも携わってきた。『装備移転』の『転』」となど話した。


 陸上自衛隊の訓練場整備に向けて24年度にうるま市石川のゴルフ場跡地を買い取る計画について問われ「回転翼機(ヘリ)を使用した訓練が想定されるが、周辺地域への影響を最小限にとどめるための措置を検討していく」と語った。「南西地域の防衛体制強化という観点から部隊練度の維持・向上に必要な訓練基盤の整備・充実を着実に進めていくことが重要」と強調した。(明真南斗)