【宮古島】宮古島地方気象台は5日、沖縄県宮古島市内でヒカンザクラの開花を観測した。気象庁が管理する桜の開花では、今年一番早い桜の開花となる。標本木に咲いた7輪の花が、そよ風になびいて揺れている。
宮古島地方気象台によると、1972年からの観測以降、宮古地域では2番目に早い開花となる。一番早い開花は2002年12月30日で、1月5日の開花は今年を含め1994年と2000年に確認されている。
同気象台の担当者は、ヒカンザクラの開花の条件として気温が下がることがあるとして「昨年12月中旬に例年よりも気温が下がった時期があり、(開花の)大きな要因になったと考えている」と分析した。 (友寄開)