那覇の農連市場再開発、第1期工事に着手


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安全祈願祭でくわ入れをする、那覇市農連市場地区防災街区整備事業組合の新垣幸助理事長(中央)ら=27日、那覇市樋川

 那覇市樋川の農連市場地区再開発事業で27日、第1期工事の安全祈願祭が関係者を集めて行われた。古い建造物の解体作業が完了したガーブ川北地区に店舗棟や通信制高校、権利者住宅を整備する。2017年7月の完成を目指す。

 1984年の再開発構想案の策定から30年以上が経過して着工を迎えることになり、出席者は工事の安全と完成後の市場の発展を祈願した。
 発注者の那覇市農連市場地区防災街区整備業組合の新垣幸助理事長は「時代の変化に対応しながらも、消費者と店主、農家がコミュニケーションを取れる『相対売り』の文化を継承し、にぎわいあるマチグヮーづくりにまい進したい」とあいさつした。
 1期工事の終了後、南側に残る商店の店舗棟への移転を進め、分譲住宅や市営住宅などの整備に順次着手する。施工は金秀建設、設計監理はアール・アイ・エーが担う。