フロートの陸揚げ始まる 名護市辺野古


この記事を書いた人 松永 勝利
海上にあるフロートの一部を撤去して陸上へと運ぶ沖縄防衛局の作業船=30日午後2時すぎ、名護市大浦湾(屋嘉部長将撮影)

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は30日午後2時3分、辺野古沿岸部の立ち入り禁止区域を示す海上のフロート(浮具)の一部を切り離し、陸上に運ぶ作業を始めた。防衛局は午前7時20分ごろ、フロートの撤去作業を開始したと発表したが、午前中は海上のオイルフェンス(油防止膜)を岸に運び、クレーンで陸上に運ぶ作業だった。
 移設に反対する市民らは午前中、カヌーや抗議船で作業の状況を監視した。米軍キャンプ・シュワブの海上が見渡せるゲート前では「コンクリートブロック、スパッド台船も撤去せよ」「大浦湾を元に戻せ」などとシュプレヒコールを上げた。【琉球新報電子版】