ベトナムで華やか琉舞 沖縄舞踊団が国際芸術祭出演


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
「毬舞」を披露する高嶺久枝沖縄芸術舞踊団=30日夜、ベトナム・フエ市の宮殿内小劇場

 【ベトナム・フエ市=伊佐尚記】ベトナム最大級の国際芸術祭「フエ・フェスティバル2016」が29日夜、フエ市で開幕し、沖縄から参加している高嶺久枝沖縄芸術舞踊団も宮殿王宮正殿前での開幕式に出演した。30日にはフエ国立大学音楽院でワークショップ、宮殿内小劇場で公演を行い、沖縄文化を紹介した。

 公演では琉球舞踊「上り口説」「鳩間節」や空手舞踊「武の舞」、琉球王国時代の芸能を想定復元した獅子の踊り「毬舞(まりまい)」などを披露した。言葉の壁を越え、観客から大きな拍手が送られた。
 ワークショップでは同音楽院の学生、教員らによるベトナムの伝統音楽を鑑賞した後、沖縄側も演舞した。最後は一緒に「安里屋ユンタ」などの演奏を試みた。同音楽院のター・クァン・ドン副校長は「沖縄とベトナムは多くの共通点がある。初めてのワークショップだが、これから協力を強めていきたい」と話した。
英文へ→Okinawa art troupe performs Ryubu at Hue festival in Vietnam