【本部】ヤギ同士が角を振り下ろして強さを競う「瀬底ピージャーオーラサイ」(同保存会主催)が4日、本部町瀬底のナカタ商会敷地内で開かれている。10組20頭のヤギが直径6メートルの土俵で熱戦を繰り広げ、駆け付けた観客約400人が拍手や指笛でヤギの勇姿をたたえた。
今大会は21回目。出場しているのは本部町で育ったヤギの中から、けんか慣れしたオスを関係者が選抜した。立派な角を生やしたヤギは両前足を上げて、後ろ足で二本立ちし、体を降ろす勢いを利用して、相手のヤギに自慢の角を振り下ろした。
保存会の仲田亘会長は「ヤギは闘牛と違い、高いところから角を振り下ろすダイナミックさがある」とピージャーオーラサイの魅力を紹介した。
会場ではヤギ汁やヤギ刺しなどの料理も提供されている。【琉球新報電子版】
ヤギ、角振り下ろして力自慢 本部町瀬底島でピージャーオーラサイ
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松永 勝利