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高校バレー、女子首里が頂点に コンビバレーが奏功 KBC杯 2月に九州大会へ


高校バレー、女子首里が頂点に コンビバレーが奏功 KBC杯 2月に九州大会へ 4年ぶり4回目の優勝を果たした首里
この記事を書いた人 Avatar photo 砂川 博範

 バレーボールのKBC学園杯全沖縄高校冬季選手権大会最終日は22日、那覇市民体育館で男女決勝リーグの残りの試合が行われ、男子は3チームが2勝1敗で並んだが、美里工がセット率で上回り4年ぶり13度目の優勝を果たした。女子は首里が3戦全勝で4年ぶり4度目の頂点に立った。男女とも上位4チームは全九州選抜高校大会(2月9~11日、佐賀県)へ派遣される。

 女子は首里が昨年12月の県新人大会に続く栄冠をつかんだ。決勝リーグの最終戦ではライバル西原とフルセットの末、最後は得意のコンビバレーで打ち勝った。

 ストレートで勝つつもりだったという首里だが、第2セットは勝ちを意識しすぎて攻撃が単調になった。フェイントを使われたり、ブロックのワンタッチを狙われたりして、試合を振り出しに戻されてしまう。

 現チーム発足当初から、県内の主要5大会すべてで優勝すると目標を掲げており、ここで負けるわけにはいかない。「切り替えて一本一本集中していこう」とチームで気合を入れ直した。

 第3セットは持ち味の守備からリズムをつくることを徹底した。取り損ねていたワンタッチボールを気迫で拾うと、アタッカー陣にきちんとつないだ。金城知夏の角度のあるスパイクや、新城光の強烈なクロスが次々と決まり本来の首里バレーが機能し、10点以上の差を付けて勝利した。

 金城は「1セットを落としたのでうれしさはあまりない」と納得していない。もう一度鍛え直し、2月の九州大会では「自分たちの良さをどんどん出していきたい」と1勝ずつ積み上げるつもりだ。

(砂川博範)

決勝リーグ 首里―西原 第3セット、スパイクで得点する首里の新城光=22日、那覇市民体育館(ジャン松元撮影)

【女子】

▽1回戦 昭薬付2―0嘉手納、名護商工2―0中部農林、具志川2―0那覇国際、八重山2―0浦添、小禄2―0那覇商、南風原2―1首里東

▽2回戦 首里2―0昭薬付、名護2―0与勝、豊見城2―0読谷、普天間2―0糸満、知念2―0名護商工、那覇西2―0開邦、宜野座2―0石川・美里、前原2―0具志川、中部商2―0八重山、宮古2―0宜野湾、豊見城南2―1宮古総実、小禄2―1コザ、那覇2―0向陽、球陽2―0北中城、浦添商2―0北山、西原2―0南風原

▽3回戦 首里2―0名護、普天間2―0豊見城、知念2―0那覇西、前原2―0宜野座、中部商2―0宮古、小禄2―0豊見城南、那覇2―0球陽、西原2―0浦添商

▽準々決勝
首里 2―0 普天間
知念 2―1 前原
小禄 2―1 中部商
西原 2―0 那覇

▽決勝リーグ
首里
 2―0(25―7,25―13)
知念

首里
 2―0(25―22,25―14)
小禄

首里
 2―1(25―21,24―26,25―13)
西原

西原
 2―0(25―9,25―16)
小禄

西原
 2―0(25―15,25―12)
知念

知念
 2―0(25―16,25―10)
小禄

▽同最終順位 (1)首里3勝(2)西原2勝1敗(3)知念1勝2敗(4)小禄3敗