平和な島願い行進 5・15本島3コース出発 辺野古で「阻止闘いに力を」


この記事を書いた人 金城 美智子
初日の到着場所の金武町営グラウンドを目指し、行進する5・15平和行進の「東」コースの参加者=13日午前9時半すぎ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【名護】復帰44年第39回5・15平和行進が13日午前9時半すぎ、県内の「東」「西」「南」の3コースで一斉に始まった。「東」と「西」は3日間かけて本島中南部の米軍基地の間を縫うように巡り、「南」は南部戦跡を歩く。最終日の15日、那覇市の新都心公園で合流し、正午から5・15平和とくらしを守る県民大会を開く。

 「東」コースは、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らが抗議している米軍キャンプ・シュワブゲート前で午前9時から出発式を行った。「東」の出発式には県内外から集まった約700人(主催者発表)が参加した。
 出発式で沖縄平和運動センターの山城博治議長は「基地建設の強化拡大は許さない。今回集まった全国の仲間に期待を込め、大きなエールを送りたい。ぜひ沖縄の闘いに力を貸してほしい」などと主催者あいさつした。東コースの下地哲治団長(沖教組)は「熱い気持ちを持って行進を貫徹したい。連帯の力で声を掛け合い、最後まで頑張ろう」と呼び掛けた。出発式の後、初日の到着場所の金武町営グラウンドを目指し行進を始めた。
 初日の「東」は名護市を経て、宜野座村役場付近で昼食をとり、金武町まで歩く。「西」は読谷村役場を出発、嘉手納町中央公民館で昼食、北谷町役場を目指す。「南」は南城市陸上競技場を出発、糸満市の平和祈念公園で昼食、ひめゆりの塔を目指す。【琉球新報電子版】
英文へ→March for peace on 5.15 spurs on movement in Henoko