沖縄の基地不条理、この目で 5・15平和行進2日目始まる


この記事を書いた人 松永 勝利
キャンプ桑江のフェンス前を行進する参加者ら=14日午前10時ごろ、北谷町謝苅

 復帰44年「第39回5・15平和行進」(主催・同実行委員会、沖縄平和運動センター)の2日目が14日午前、始まった。参加者らは「東」「西」「南」の3コースに分かれて、嘉手納町の「安保の見える丘」や普天間基地、陸軍病院壕(ごう)跡などを巡り、計47・6キロを行進する。
 北谷町役場を出発した西コースの参加者らは、北谷町役場からキャンプ桑江や普天間基地前などを通り、計14・1キロを歩く。
 同コース団長の自治労県本部の砂川真二調査部長は「基地返還後に発展した北谷町を見て分かるように、基地は経済の阻害要因だ。基地の危険性ともども、現状を見てほしい」とあいさつした。
 北海道から参加した竹内勇貴さん(23)は「戦争は理不尽なものだ。沖縄戦の歴史を繰り返さないために、何ができるか考えながら歩きたい」と話した。