「基地のない沖縄実現を」 5・15県民大会 平和行進の参加者ら結集


この記事を書いた人 松永 勝利
米軍基地の強化に反対する宣言文などを確認する県民大会の参加者=15日午後0時30分、那覇市の新都心公園

 沖縄の施政権が米国から日本に返還されてから44年を迎えた15日、「復帰44年 5・15平和と暮らしを守る県民大会」(5・15平和行進実行委員会、沖縄平和運動センター主催)が那覇市の新都心公園で開かれた。
 13日から沖縄本島各地を巡った平和行進3コースの参加者らが集結した。参加者は米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設をはじめとする米軍基地の強化などに反対する宣言文を採択した。
 宣言文は沖縄復帰について「(基地の)『即時無条件全面返還、平和な島・沖縄』を強く望んだ復帰の思いとは裏腹に、日米安保条約により米軍基地が居座り続けた」と指摘し、日米地位協定の改定などを求めている。【琉球新報電子版】