作陶40年の集大成 瀬良垣得山展 80点を一堂に 琉球新報ギャラリー 那覇・沖縄


作陶40年の集大成 瀬良垣得山展 80点を一堂に 琉球新報ギャラリー 那覇・沖縄 来場者らに作品の説明をする瀬良垣得山さん(左)=14日、那覇市泉崎の琉球新報ギャラリー
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 恩納村谷茶に工房を構える陶芸家・瀬良垣得山(とくざん)さんの作陶40周年記念陶芸展(主催・同展実行委員会、共催・琉球新報社、特別協賛・アトムホーム)が14日、那覇市泉崎の琉球新報ギャラリーで開幕した。18日まで。入場無料。

 瀬良垣さんは1984年から、胡差焼で陶芸の技術を学んだ。86年に沖展で初入選して以来、95年まで毎年出品し、入選を果たした。88年に古里の谷茶に工房を構え、地域に根ざした創作活動を続けてきた。

 本展ではシーサーを中心に壺や甕などの器類、日用雑器類などこの40年で制作した約80点が展示されており、作品や作風の変遷をたどることができる。

 瀬良垣さんは「陶芸展は活動の集大成。シーサー1つをとっても年代によって顔つきが違うため、年代を追いながら40年の歩みを見てもらいたい」と述べた。展示は午前10時~午後6時。(当銘千絵)