「市民の関心大きく、不安の声もある」 市議7人が地域全体の説明会を防衛局に要請 うるま陸自訓練場計画 沖縄 


「市民の関心大きく、不安の声もある」 市議7人が地域全体の説明会を防衛局に要請 うるま陸自訓練場計画 沖縄  要請書を読み上げる眞壁朝弘うるま市議=16日、嘉手納町の沖縄防衛局
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 防衛省が沖縄県うるま市石川のゴルフ場跡地に陸上自衛隊訓練場の新設を計画している件で、うるま市石川出身の市議らは16日、沖縄防衛局を訪れ、濱元勉企画部次長に、石川地域全体への説明を求める要請書を市石川出身の市議7人が連名で手渡した。また、口頭で計画には反対の立場であることを伝えた。

 要請書では、訓練場の整備予定地が住宅地や教育施設に近いことや、騒音や事故の不安などがあり、「地元自治会を中心に反対の声も大きく、石川地域選出の議員としても看過できない」と指摘した。

 防衛省が整備地として検討している旭区と、同区に隣接している東山区の住民のみを対象とした説明会を11日に開催したことを踏まえ、「両自治会以外の市民の関心も当然大きく、不安の声もある」とし、地域全体を対象とした住民説明会をあらためて開催するよう求めた。

 濱元次長は「今後の説明会のあり方についてしっかりと検討したい」と回答した。(金盛文香)