古島に最大リウボウ 高品質、保育施設も


この記事を書いた人 アバター画像 琉球新報社
古島団地跡地に建設される複合商業施設配置図

 那覇市銘苅の古島団地跡地の再開発事業で、複合商業施設の中核テナントとなるリウボウストア(那覇市)の糸数剛一社長が17日、「古島駅前開発計画(仮称)」の概要を公表した。天久りうぼう楽市店を上回り、リウボウストアで最大の売り場面積となるスーパーマーケットを中心に物販、サービスなど8店舗が入る本館と、飲食3店舗が入る別館の2棟を整備する。本館には保育施設もテナントとして入る予定で、入居テナントの従業員確保の呼び水とする。

 糸数社長は「幹線沿いのため車で帰宅途中の利用客やモノレール乗降客も見込める立地だ。スーパーはリウボウストア最大にこだわり、他と差別化した内容にすることで近隣の商圏はもちろん、半径1キロより先の遠隔地の客層も取り込んでいく」と述べた。

 古島団地跡地の再開発では、大和ハウス工業(大阪)が開発事業者となり、土地所有者のバークレー・リアルティ沖縄リミテッド(浦添市、座安正社長)から土地を賃貸。リウボウストアを集客の中心に据えた計画で、複合商業施設の建設やその他のテナント誘致を進める。8月着工を計画し、早ければ来年3~4月の開業を目指す。

 再開発計画の敷地面積は1・6ヘクタールで、商業施設の建築面積は計3991平方メートル。入居するテナント数は計11店舗。本館は2階建てとし、別館は2~3階建てで調整している。駐車場は車両288台、二輪117台を確保する。

 本館1階のメインとなるりうぼうスーパーは、リウボウストアとして県内15店舗目となる。高品質の生鮮食品の品ぞろえを重視した「RYUBO FOOD MARKET(リウボウ・フード・マーケット)」として展開。スーパー全体の床面積は2176平方メートルで、うち売り場面積は約1500平方メートルを確保する。