沖縄県内の小学生にプログラミング講習を無償提供する「CA―Frogs(シーエー・フロッグス) キッズプログラマー特待生」の2期生希望者への説明会が15日、那覇市の国際ビジネス専門学校で開かれた。説明会では2015年度の第1期生、上原匠人(たくと)君(11)=那覇市立金城小6年=が、自身が作成したパソコンゲームについて説明し、事業への参加を呼び掛けた。
「キッズプログラマー特待生」は、インターネット広告事業などを展開するシーエー・アドバンス(那覇市)と次世代リーダー育成事業「Ryukyufrogs」が15年度から運営する奨学金制度。この日の説明会には、小学生や保護者約60人が参加した。
説明会で上原君は、昨年度の講習で作成したトランプの「神経衰弱」のパソコンゲームを紹介。実際にゲームを画面に表示しながら「トランプの絵柄を(ゴーヤーや首里城など)沖縄独自の物にしたり、高齢者でも楽しめるよう文字を大きく設定した」と工夫した点を説明。参加者に「つらいこともあるけど楽しく取り組んでほしい」と呼び掛けた。
2期生は応募の中から2人を選抜する。7月から12月までプログラミング講習を受け、作成したアプリを12月11日に発表する予定。応募は同プログラムのホームページから(http://techkidscamp.jp/ca-frogs-scholarship/)。締め切りは5月27日。