米軍属の容疑者「殺害の事実認める供述」 県警刑事部長、軍特委で明言


この記事を書いた人 金城 美智子
米軍属女性死体遺棄事件について審議する県議会米軍基地関係特別委員会=23日午前10時半すぎ、県議会

 県議会米軍基地関係特別委員会(新垣清涼委員長)が23日午前10時から開かれ、米軍属女性死体遺棄事件について審議した。県当局への質疑で渡真利健良県警刑事部長は、元米海兵隊員で米軍属の容疑者による自供の現状について「死体遺棄事件には死という事実がある。(被害者が)死に至った原因については(容疑者)自ら殺害したということまでは話をしている」と述べ、同容疑者が殺害の事実を認めていると明言した。その上で、現在は死体遺棄事件での捜査をしており、殺害の詳細については現在捜査中だと答えた。

 県警はこれまで、容疑者が「殺害をほのめかすような供述」をしていると発表していた。比嘉京子氏(社大)への答弁。

 委員会は午後1時20分に再開する予定で、事件に対する抗議の意見書と決議案の内容を話し合う。
【琉球新報電子版】