米環境保護団体 新基地建設の中止求め声明


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 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】米環境保護団体「生物多様性センター」(本部・アリゾナ)は26日、オバマ米大統領の訪日を受け、多様な生物が生息する名護市辺野古への新基地建設を中止するよう求める声明文を発表した。

 声明は「私たちの巨大な米軍基地の存在は沖縄の人々を怒らせ、今はジュゴンの生存を脅かしている」と指摘。新基地建設は「島の住民によって、強く反対されている」とした上で「大統領は訪日の機会を使い、賢明ではないプロジェクトを諦めるべきだ」と強調した。

 米軍属女性遺棄事件によって、新基地反対の声が高まっているとした。同センターはカリフォルニアでのジュゴン訴訟に取り組んでいる。
英文へ→Arizona-based environmental organization makes statement against new US base construction in Okinawa