ヘイトスピーチに抗議 沖縄カウンターズのスタンディングが200週に 市民の力で「差別止める象徴的な場に」那覇・沖縄


ヘイトスピーチに抗議 沖縄カウンターズのスタンディングが200週に 市民の力で「差別止める象徴的な場に」那覇・沖縄 ヘイトスピーチに反対する「沖縄カウンターズ」のメンバーらY=13日午後、那覇市泉崎の那覇市役所前
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 ヘイトスピーチに抗議する市民団体「沖縄カウンターズ」の那覇市役所前でのスタンディングが、13日で200週目となった。市役所前での抗議活動は2020年5月に始まり、市民らは毎週水曜日、差別的言動やヘイトスピーチの街宣に反対し続けている。

 集まったメンバーらは「市民の力によって街宣行為が止められていることは意義深い」と活動を振り返った。

 同日、那覇市役所前では同団体のメンバーのほか、行動に賛同する市民ら約15人が参加し、「言葉の暴力やめて」「反ヘイト条例できたこと知ってますか」といったプラカードを掲げた。

 スタンディングに参加した40代女性=那覇市=は「差別を止める象徴的な場所となっている」と活動の意義を強調した。2023年4月に施行された「県差別のない社会づくり条例」についても触れ「条例が制定されたことは良かったものの、認知度が課題だ。今後も活動を通して周知していきたい」と語った。(渡真利優人)