林官房長官、14日のオスプレイ飛行再開否定せず 沖縄の関係自治体に説明  「内容は本日中に防衛省が説明、公表する」


林官房長官、14日のオスプレイ飛行再開否定せず 沖縄の関係自治体に説明  「内容は本日中に防衛省が説明、公表する」 林芳正官房長官(資料)
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 【東京】林芳正官房長官は13日午後の会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備されている垂直離着陸輸送機オスプレイの飛行再開について、「現在、防衛省から関係自治体の皆さまに説明している最中だ」と述べた。「内容については本日中にも防衛省から説明、公表される」と述べるにとどめたが、沖縄防衛局が14日からの飛行再開に向けた説明を沖縄県と宜野湾市に行う方針としていることについて、否定しなかった。

 記者団から、沖縄防衛局がオスプレイの14日からの飛行再開に向けた説明を県や宜野湾市に行う方針とする報道について問われて答えた。

 林氏は、今後のオスプレイの運用方針について、米側から日本政府への説明の内容についても問われ、「日本国内の米軍オスプレイの運用再開のタイムラインについては、日米間で緊密に調整を行ってきており、事故を予防するための安全対策の措置を講じて準備が整った上で、運用再開を順次進めていく考えだと承知している」と述べた。

 在日米軍と防衛省が8日、オスプレイの飛行再開の方針を発表してから1週間もたっていない。米側からの日本政府への説明が「十分であると考えるか」とも問われたが、「日本国内のオスプレイの運用再開について、地元の方々への不安や懸念の払拭のため、関係自治体への皆さまへの丁寧な説明に努めてまいりたい」と繰り返した。(安里 洋輔)